眞鍋監督の秘策、、、MB1?

 

久しぶりに面白いバレーを見たような気がします。

 

少し前から、今度のグラチャンバレーにて世界で初めて!

というフォーメーションを披露するとか、最初は

ネタなんじゃないの?

などと思って見てましたが、やっぱり気になって

テレビを見てしまいました。^^;

 

その秘策というのが、通称「MB1」と呼ばれるもので

翻訳すれば、、、

 

ミドルブロッカーは一人!

 

と言う意味で、普通はどのチームにもミドルブロッカー、

つまりセンタープレーヤーは二人いるのが一般的ですが

日本チームはミドルブロッカーを一人にして空いた場所に

アタッカーを配置するというのが意図のようです。

 

おそらく、眞鍋監督は世界と比較して非常に少ない

センター攻撃を何とか増やしたい、、、それによって

ウイングからの攻撃が相手に読まれないように、と

考えていたのではないでしょうか?

 

これまで、センターといえば、、、、

岩坂であったり、大竹であったり、平井であったり

日本チームの中では大柄な選手がいて役割は

ブロックとクイックが主ではありますが、実は

ブロックはまだ良いとしても攻撃に関しては

 

いつ打った?

一セットに何本、打ったの?

って、トスが上がった?

 

と言う程度。

つまり、選手は打つ気があると思いますが

トスが回ってこないから打ちたくてもうてない。

したがって、攻撃点が他チームよりもぐっと少ないのも

当たり前の結果です。

 

その結果どうなるかといえば、、、

センターからの攻撃は殆どないぞ!

だったら、レフト・ライトのブロックに重点を置こう!

と考えるのは当然です。

 

いくら相手のブロックが揃う前に打つという

スピードを早くする戦略は良いのですが、実際

スピードのこだわるあまり、トスが低くなったり

合わなかったり、弊害も多い、、、

そんなシーンも数多く見てきました。

 

 

イメージとしてはセット終盤の勝負どころ、、、

20点以降、ブロックに捕まり失点、あるいは

コースを狙いすぎてアウトになったりと

アタッカーの技術に依存するしかない状況では

ここ一番、勝ち切ることができなかった。

 

 

この課題に改善を加えたのが、このMB1かもしれません。

 

昨日、問題のポジションに配置されたのは迫田選手。

身長は175cmですがジャンプ力が豊かでバックアタックが

得意な選手です。

 

この迫田選手が後衛の時には普通にバックアタックを打ち、

前衛に回ってきた時には、後ろに下がって、まるで

バックアタックのごとく、ネットから大きく離れて

スパイクを打ち込んできます。

 

しかしながら、この場合、迫田選手は前衛なので

アタックラインを踏んでもラインより前で打っても

反則にななりません。

ラインを気にすることなく、自分のタイミングで

思い切り、打ち込んでいけます。

 

お披露目となった昨日の試合で、象徴的なシーンが、、、

 

審判すら、混乱した・・・

 

迫田選手が前衛の時、後ろに下がってアタックラインを

踏んでスパイクを打ったところ、審判が思わず、、、

反則の笛を吹いてしまいました。

 

後衛の選手がバックアタックでラインを踏んだ、、、

と勘違いしたんでしょう。

当然、踏んでも反則ではないので、ノーカウント、

やり直しです。(^▽^;)

 

しかし、前衛の選手が後ろまで下がってわざわざ

バックアタックを打つのは世界で初めてではないでしょうか?

 

 

その結果、クイックではないものの、、、

センターから、ジャンジャン、スパイクが飛んでくるわけで

相手チーム(ロシア)も予想外だったでしょう。

 

さらに相乗効果もありました。

迫田選手ばかりに注目していたら、実はミドルブロッカー、、

つまりセンタープレーヤーは一人残ってます。

はい、大竹選手ですね。

昨日は余り目立ってはいないんですが、迫田選手の

バックアタックの影響なのか?

大竹選手のクイックに対しても何か、ロシアの

ブロックがずれていたようにも思いました。

 

 

夢の様な戦術かのようにも見えますが実は

デメリットも当然、存在するわけで、、、、

 

本来のMB=ミドルブロッカーとしての身長、

つまり、高さが無くなってしまいました。

 

ところが、本来のMBより10cmほど低い迫田選手、、、

結構、対応してます。

っていうか、彼女は最高到達点が3m05cmと

大きな選手と遜色がありません。

 

実際、ブロックも決めてますし、何よりも

動きが素早いですから、何とかついていけるんですねぇ。(^^ゞ

 

 

世界と同じことをしてても背の低い日本チームは勝てない!

 

 

確かに、仰る通り。

このMB1がベストだとは思いませんが、あえて大型化を

封印して日本らしい、日本にしかできないであろう

戦術で世界に挑むことは正しい道ではないかと思います。